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難波の不発弾で電車停止! [ニュース]

第二次世界大戦で米軍が投下したとみられる1トン爆弾の不発弾の撤去作業が今日、大阪市浪速区で行われた。不発弾は作業開始から約2時間で撤去されたが、周辺の施設は一時休業し、電車も一部運行停止を余儀なくされた。現場から半径300メートル以内が立ち入り禁止となり、また1600世帯・2200人の住人が小学校などに避難することとなった。中には今回の不発弾撤去作業で戦時中の空襲体験を思い出した人もいたという。


窓ガラスが全て吹き飛んだ校舎、破壊された橋、骨組みだけになった工場・・・。

大阪電気通信大名誉教授(近代日本史)の小田康徳が中心になって調査・編集し、「大阪国際平和センター」(大阪市中央区)が発行した大阪府内の空襲の写真集には、1トン爆弾によるものとみられる多くの被害が記録されている。

実はこの不発弾が発見されたのは3月で、南海電鉄の高架線路の東側に位置するマンションの建設現場にあったという。3月から不発弾があったことを知っていた一部の周辺住民は不発弾の恐怖から今回無事解放されたと言える。

1発でもすさまじい破壊力を持ち、軍事施設の破壊などを目的に投下されたが、目標からそれた爆弾で亡くなった市民も多数いた。多くの人が避難していた防空壕に直撃、亡くなるといったこともあったという。空襲後の地面には、大きなくぼみがあちこちにできていた。

終戦直前の昭和20年の6月〜8月には、米軍は住友金属や大阪砲兵工廠(ほうへいこうしょう)といった軍需施設を狙い100機を超えるB29で何度も来襲した。その度に数百発の爆弾を投下しており、地中にはまだ多くの不発弾が残されている可能性がある。

今回の難波で撤去された不発弾もそのうちの一つだろう。



市によると記録が残っている昭和30年以降、市内で不発弾が発見されるのは今回で87件目



Twitterなどでは今回の難波で見つかった不発弾撤去による電車の運行停止に批判している人がちらほら見受けられるが、不発弾はあくまで不発弾なのであって爆発する可能性が全くないわけじゃないので今回の電車の運行停止という判断は妥当なものだったと思う。

大阪の難波という住民の多く住む町で不発弾が見つかるのは本当に恐ろしいことだ。

電車を止め、住民を避難させる市の姿勢がその怖さを如実に物語っているのではないだろうか。


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タグ:不発弾
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